“吠える”を軽減する解決策 その6「反射吠え」について
今回は「反射吠え」について 飼い主と犬の関係性①②それぞれの改善策→派生問題→解決策を深掘りしていきます。 この反射吠えを人の場面で例えると、 熱いものに触れた時「アツいっ!」、急に人が出てきて「キャー!」など、 思わず自然に出てしまう声に近い吠えです。 その中でも特に怖がり屋さんで感情表現の豊かな子は 大げさに声に出してしまうのです。 ですのでこの反射吠えだけはどうしても出てしまうので ゼロにはならないことを予めご了承ください。 しかし反射吠えからの興奮吠え、警戒吠えにつながらないよう 少しでも慣らしていくトレーニングは可能です。 そのために、まずは関係性①でも②でも事前にやっておくと効果的なトレーニングを、 例として相談の多いインターフォンでの反射吠え対策の方法をお伝えします。 そもそもなぜインターフォンで反射吠えするのか? 理由はとてもシンプルです。 それは急に鳴ってビックリするからです。 おそらく最初は思わず声が出でしまい、宅配業者が玄関を開けてさらに驚き反射吠え、 そして見たことない人への警戒吠えをしてしまったのでしょう。 宅配業者は荷物を届ければ出ていきますが、 これを犬は自分が吠えたことで追い返したと学習してしまうのです。 この相談をされる多くのお悩みの原因は、 犬がこの学習を都度都度繰り返したことで自分が家を守っている、 「もしかして自分って強いかも、、」なんて勘違いで調子に乗り、 興奮吠えまでつながっていることが原因だと思われます。 そこでまず最初に行うお勧めのトレーニング方法は、 急に鳴るインターフォンを「絶えず鳴るインターフォン」にして 音に対する反射を鈍らせ慣らすことです。 おそらく最初は、反応していた音にも何十回と繰り返すうちに どうでもよくなってくるでしょう。 とりあえず100回くらい慣らし続けてみてください。 もし音量調整ができるようでしたら、 音を小さめから始めるともっと慣れやすいと思います。 このようなトレーニングを事前に行っておくと、 そのあとの関係性①②のやり方はとても簡単になります。
関係性①で取り組む改善策→派生問題→解決策 改善策 インターフォンが鳴ったら「すわれ」「ハウス」など指示を出し待機させる。 派生問題 指示を聞いてくれない、、、 解決策 関係性①を目指すのであれば犬を服従させることは絶対に必要です。 ですので飼い主は冷静に強い意志を犬に伝え、 従うまでけしてあきらめず向き合い根気勝負で必ず勝ってください。 お勧めなのは常にハウスリードを付けておき、 いつでも指示が伝わるよう準備していおくことです。 関係性②で取り組む改善策→派生問題→解決策 改善策 インターフォンが鳴ったらハウスでおやつを繰り返します。 派生問題 なかなかハウスに入ってくれない、、、 解決策 このトレーニングを行う時は空腹にさせ、めっちゃ大好物を細切れにして 何回も(とりあえず100回)繰り返しやってみましょう。 最初はハウスの入り口付近から少しずつ奥の方へおやつを投げ入れ、 扉を閉めたり開けたりを繰り返し慣らしてあげましょう。