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    老犬の冬のケアで注意するべきポイント10選

    寒さ対策の徹底

    老犬は筋肉量や脂肪が減り、体温を維持する力が低下します。
    特に短毛種や小型犬は冷えやすいため、室内の温度を20〜25度程度に保ちましょう。
    夜間や早朝は冷え込むので、ペット用ヒーターやこたつ、毛布で温かくしてあげます。
    散歩時は防寒着を着せ、風が強い日や寒波の日は無理をさせず、室内で軽い運動を取り入れましょう。

    寝床の防寒・保温

    老犬は関節が硬くなり、冷たい床で寝ると痛みが増します。
    寝床はフローリングの上に直接置かず、厚手のマットやクッションを敷きます。
    ベッドやクッションは少し高さがあるものを選び、冷気を防ぎましょう。
    暖房器具を使う場合は低温火傷に注意が必要です。
    ホットカーペットは低温に設定し、毛布を重ねて過ごさせます。

    関節のケア

    寒さは関節痛や関節炎を悪化させます。
    特に階段や段差のある場所は、関節に負担がかかります。
    滑りやすい床には滑り止めマットを敷き、段差のある場所にはスロープを設置することで負担を軽減できます。
    散歩後は軽く関節をマッサージして血行を促進し、冷えを防ぎます。
    関節サポート用のサプリメント(グルコサミンやコンドロイチン)もおすすめです。

    散歩や運動の調整

    寒い時期は関節が固まりやすくなりますが、運動不足は筋力低下を招きます。
    暖かい日中に短時間の散歩を行い、外出が難しい日は室内でボール遊びやストレッチを取り入れましょう。
    外出時には、靴や靴下を履かせて肉球の冷えや乾燥を防ぎます。
    滑りやすい道は避け、凍結している場所では転倒に注意します。

    水分補給をこまめに

    冬は水を飲む量が減り、脱水症状を引き起こしやすくなります。
    脱水は腎臓に負担をかけるため、ぬるま湯やスープを与えることで飲水量を増やしましょう。
    ドライフードにぬるま湯をかけて与えると、消化もしやすくなります。
    水が冷たすぎると飲まないことがあるため、水の温度は常温または少し温かめが理想です。

    食事量・栄養バランスの管理

    冬は運動量が減り、体重が増加しやすくなります。
    肥満は関節や心臓に負担をかけるため、シニア犬用のフードに切り替え、低カロリーで栄養バランスの取れた食事を心がけます。
    体重管理のために定期的に体重測定を行い、必要に応じて獣医と相談しながらフードの量を調整します。

    皮膚・被毛の乾燥ケア

    冬は空気が乾燥し、皮膚がカサついたり痒みが出やすくなります。
    加湿器を使って室内の湿度を50〜60%に保ち、保湿スプレーやオイルを使って皮膚を守るようにします。
    定期的なブラッシングも血行を促し、皮膚の健康を保つために役立ちます。

    風邪・感染症予防

    免疫力が低下している老犬は風邪をひきやすくなります。
    部屋の温度を一定に保ち、寝冷えを防ぎます。
    また、乾燥は喉の炎症を引き起こすため、加湿を心がけます。
    体調が優れない場合は早めに獣医に相談し、早期の対応を行います。

    トイレの環境を整える

    寒い外でのトイレは体を冷やす原因になります。
    特に夜間や早朝の外出を避けるため、室内にもトイレを設置し、排泄しやすい環境を整えましょう。
    トイレシートを使うことで簡単に設置できます。

    愛情とスキンシップ

    冬は寒さで活動量が減り、気分が沈む犬もいます。
    日々の声かけやスキンシップを大切にし、コミュニケーションを深めることで安心感を与えます。
    温かい時間を一緒に過ごし、心身の健康をサポートしましょう。

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